
【指導者として歩み出した私】
指導者としての一歩を踏み出すまで
まず最初に、指導者になろうと思ったきっかけを教えてください。
きっかけは松阪市役所勤務中に担当した出前授業でした。
実はもともと、人前で話すことがすごく苦手だったんです。
「できれば避けたいな…」と思うことの1つだったし、そもそも私にはできないと思っていました。
それでも仕事としてやらざるを得ない状況になって、最初はもう緊張しすぎて…
ただただ原稿を読むだけという感じでしたね(笑)
そこからどのように変わっていきましたか?
子どもたちに話す機会は26回くらいあったと思います。
回数を重ねていく中で、子供たちの反応が見えるようになってきたんですよね。
「ここに反応してくれるんだ!」ということに気づいた時は、次はそこをもうちょっと強調して話してみたり。
あとは写真を使うようにしたり、クイズを取り入れて子どもたちの興味を引いてみたりと、少しでも面白いと感じてもらえるように色々工夫をする余裕が出てきました。
最初は全く自信がなかったのに「意外とできるのかもしれない」とだんだん思えるようになっていきました。
子どもたちの反応で印象的だったことは?
たとえば、トレーニングの写真を見せた時。
「普通のおんぶは1人だけど、トレーニングでは2人をおんぶするんだよ」とか「合計で何キロ背負ってるんだよ」という話しをすると、「えー!すごい!」と目をキラキラさせてくれて可愛かったですね。
あとは、金メダルの重さをクイズにした時は想像以上の盛り上がりで楽しかったです。
選手時代の苦労話や真面目な話の時はすごく真剣に聞いてくれて、「緊張して練習通りにできない。どうしたらいいですか?」とか「辛い時はどう乗り越えたんですか?」とか、いろいろ質問をもらえたことも嬉しかったです。
子どもたちからの質問にはどのように答えていましたか?
緊張に対しては「練習でやってきたことしか本番では出せない」と伝えていました。
急に新しいことをやるのは難しいし、やっぱり積み重ねた練習こそが自信になると思うので、日々の大切さを伝えるようにしていました。
辛い時に対しては、親しい人に自分の気持ちを聞いてもらったり、支えてくれている人がいることを思い出して、自分を鼓舞しながら乗り越えていたことを伝えました。
子どもたちに少しでも響いていたら嬉しいなと思います。
そういう出前授業での経験が指導者へなりたいと思うきっかけになったのですね。
はい。でも本当に悩みました。
まだ働き始めて2年だったので、もう少し市役所で経験を積むべきではないかと。
でもその一方で、私にはできないと思っていたことが「意外とできる」ということに気づいて、そこをもっと伸ばしてみたいという気持ちも強くなって…
なかなか答えが出ませんでしたね。

キャプション
ご家族に相談はされましたか?
はい。
母には「まだ2年でしょ?もう少し市役所を続けた方がいいんじゃない?」と言われました。
夫には「自分がやりたいと思ったことはやった方がいい。それがたまたま今だっただけで、勤務年数ではなくタイミングが大事だと思うよ」と背中を押されました。
どちらの意見もとても理解できたので、相当悩みました。
あふぇあいjふぁぺfじゃえpfじゃpwふぁうぇ
